ホワイトニングで痛みが!原因は知覚過敏や虫歯?予防・対処法を解説

歯のホワイトニングの治療中や治療後に、人によっては突然痛みを感じることがあります。
例えば、冷たいものを食べたり甘いものを食べた時に、歯にしみるようなズキッとした鋭い痛みが瞬間的に起こったり、一定時間繰り返し痛みが続くのが特徴的です。
せっかく白くてきれいな歯を手に入れたのに、痛くなってしまってはどうしようもないですよね。

そこで今回は、ホワイトニング後に痛みが出る原因について迫っていきたいと思います。

  • なんでホワイトニングで歯が痛くなるの?
  • 痛みを抑える方法は?
  • そもそも痛みを感じにくいホワイトニングを選びたい
といった声にお応えしていきます。ぜひ最後までお読みください。

 

ホワイトニングの効果

ホワイトニングは歯に付いた汚れなどの色素を漂白したり無色化することが可能です。
人によって程度がありますが以前よりも歯を白くすることができ、幅広い世代の人が利用しています。
一般的に回数を重ねたり長期間行うと比例して白くすることが可能です。
尚、基本的に自然の歯の色よりも白くすることはできず、生まれて歯が生えた時の自分の歯の白さがホワイトニングの限界とも言えるでしょう。

年齢が経過するにつれて歯を覆っているエナメル質は薄くなるようになっていて、下の階層にある象牙質が目立ってくるようになります。歳をとればとるほど歯が黄ばんでいくのは象牙質が見えてくることが理由です。
ホワイトニングを行ったとしてもエナメル質や象牙質に関して元の色よりも明るくすることはできませんが、ある程度白くすることは可能です。
年齢が上がってくるとホワイトニング効果がどうしても弱くなる傾向にあります。

また、日頃から注意していれば歯の黄ばみを予防することが可能です。食べ物や飲み物などには色が付いているので、多かれ少なかれ着色の原因になります。
特にコーヒーや紅茶、赤ワインやカレーライスなどは着色力が強いので、これらの料理を好んでいたりすぐに歯磨きしていないとどうしても歯の色が暗くなって来るでしょう。ホワイトニングを利用するとこれらの有機着色物をすべて漂白することができ、美しい白い歯に整える大きな効果をもたらしてくれるのです。

ホワイトニングを利用する注意点

ホワイトニングを利用する際、注意しなければいけないポイントがあります。
例えば差し歯や被せ物といった人工の歯や抗生物質などの服用による副作用によって象牙質が変色した歯、神経が死んでしまい黒ずんだ歯の場合、ホワイトニング効果が十分発揮できない可能性があるという点です。

ホワイトニング効果はずっと継続するわけではなく、毎日の飲食によって少しずつですが再着色がスタートするので注意が必要です。
どれくらいの期間で色が元に戻るかというと、一般的に3~6ヵ月ぐらいと言われていて、生活習慣などの違いによって当然個人差もあります。
クリニックホワイトニングやホームホワイトニングによって継続時間が異なり、施術した後のケアによっても異なります。

ホワイトニング効果を維持する方法として、食後の歯磨きが大切です。
歯は自然に食べ物や飲み物などの色素が着色するようになっており、時間が経てば経つほど汚れなどが落ちにくくなります。
できるだけ食事をしたらすぐに歯磨きすることが大事です。
外食した時などはなかなか歯磨きすることができないので、最近市販されている強力なコーティング作用の歯磨き剤を使って、外出する前に歯磨きを行いコーティングしておくとある程度着色を予防することができるでしょう。

ホワイトニングで痛みが出ることも

ホワイトニングを行った際の痛みの有無は個人差があり、中には全く痛みを感じない人もいます。
痛みを感じやすい人には特徴があり、例えば歯ぎしりをよくする人があげられます。
歯ぎしりすることによって歯に細かいヒビが入っていて、外部からの刺激に対してに弱くなっているケースがあるのです。

虫歯がある人や治療した後の人も痛みを感じやすく、歯ぎしりと同じく歯が削られた周辺から薬剤などが浸透し、痛みが出ることもあります。虫
歯がひどい場合は痛みが出ないようその部分を避けたりガードして施術することが可能です。

ホワイトニングの痛みの対処方法

ホワイトニングによる痛みは一時的なものなので、施術した後通常1時間ぐらいで治まります、長くても24時間以内には治まることがほとんどで、最も有効で初歩的な対処方法として痛みが治まるのを待つというのも良いでしょう。
但し、痛みが出ている時は歯の反応がやや敏感になっているので、冷たい食べ物や熱いものを口にするのは避けておくことをおすすめします。

ホワイトニングした後痛みを我慢できない場合、いくつか対処法があります。例えば硝酸カリウムが配合されている知覚過敏用の歯磨き粉で歯を磨くという方法です。
硝酸カリウムは刺激伝達などを妨げると言われていて、痛みを感じている部分に特殊なバリアを作って歯がしみることを和らげたり痛みを改善することができます。

市販されているものもいくつかあり、ホワイトニングで痛みを感じたりしみやすい人は知覚過敏用の歯磨き粉を準備しておくと安心です。
ナノハイドロキシアパタイトが配合しているペーストで歯を磨くこともおすすめで、歯と同じ成分のハイドロキシアパタイトは歯を修復させる作用があります。
ナノ粒子の場合神経に繋がっている歯の象牙細管まで入り、刺激になるものをうまくブロックしてくれるので痛みを和らげることが可能です。

我慢できない時は痛み止めを飲む方法もあるでしょう。いろいろ試してみてそれでも痛みが酷いなら、最終的に鎮痛薬を服用すると便利です。
痛みが激しくなると効きにくいケースがあるので、痛くなりはじめた時に飲むとうまく痛みを緩和することができます。あまりに酷い場合には、歯科医師に相談すると適切な対処を行ってくれるでしょう。

幅広い世代の人が利用しているホワイトニングは、歯の白さのレベルをアレンジしたり、痛みのリスクなども調整することができるので、メンテナンスに必要なランニングコストも考慮しながら自分に合った方法を選ぶことをおすすめします。
基本的に健常な歯なら通常ホワイトニングすることによる痛みが出ることはほとんどありません。
しかし目に見えない歯のひび割れがあったり何かしらトラブルがあると、ホワイトニングを施術中や施術した直後に痛みが出るケースがあります。
痛みの種類として知覚過敏のようなズキッとするような痛みで、繰り返し生じることがあるでしょう。ホワイトニングを行う前にダメージを受けている歯があれば、先に治療しておくと歯の痛みを軽減したり失くすことができます。
痛みの原因は、使用する薬剤です。一般的に痛みはそれほど続かないので痛みが治まるのを待つと良いでしょう。
中には耐えられないような痛みだったり、長時間続くこともあるのでいくつか対処方法を知っておくと便利です。

また、歯科クリニックでは処方される過酸物などによる漂白効果によって歯を白くすることができますが、薬剤の濃度を上げるとホワイトニングの効果は高くなるものの、痛みも強くなる傾向があるので、薬剤濃度が低い方法を選ぶことで痛みを和らげることが可能です。
その分白くなる効果もダウンしますが、医師と相談しながら自分に合った濃度やスケジュールで施術を受けると良いでしょう。