歯の黄ばみの原因は【3つ】ある!ホワイトニングの種類&注意点とは

初対面の方に与える第一印象はやはり大切ですよね。
品の良い人かと思いきや、せっかくの笑顔で見せた歯が黄ばんでいたり黒ずんでいてがっかりした経験はありませんか?
ファッションや身だしなみに気を配るのは当然でも、残念ながら歯のケアには手を抜いている人々が多いのが実情です。

手を抜いた歯のケアが原因で、毎日毎日歯磨きを行っているのにも関わらず、歯が黄ばんだ印象を与えてしまうことがあります。
一度黄ばんでしまった歯を白くするには虫歯予防の歯磨きなどでは及ばない特別な方法が必要です。

そこで、今回は、歯が黄ばんでしまう原因と、その解決方法についてお話したいと思います!
この記事を読めば、ホワイトニングをするしないに関わらず、黄ばみの予防をすることもできます。

  • 生活習慣による黄ばみについて
  • 年齢が重なるごとに黄ばみも強くなる?
  • ホワイトニングの違いって何?
  • 妊娠中もできる?
  • 歯に詰め物があっても大丈夫?

これらのことを解決していきます!ぜひ最後までお読みください。

歯が黄ばむ原因は何?


友人との笑顔の写真を見たときや、パッと鏡を見たときなど、ふとした時に自分は歯が黄ばんでいるのでは?と感じる人も多いと思います。
なぜ自分だけこんなに歯が黄ばんでしまっているんだろう…と思っている方は、自分に当てはまる原因があるかどうかみてみましょう。

ズバリ生活習慣が原因

日々生活をしていく中で、濃い色の食べ物や飲み物を摂取すると、歯にも色がついてしまいます。
ステインという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、歯の着色汚れのことです。
このステインとなる原因は、例えば、

  • コーヒー、紅茶などに含まれるタンニン、カテキンなど
  • チョコレートなどに含まれるポリフェノール
  • ケチャップ、ソースなどに含まれる着色料
  • タバコのタールによる着色

毎日欠かさずにコーヒーを飲む習慣のある人、色の濃い料理が好きな人は特に注意が必要です。
普段から、お水を意識的に飲んだり、毎食後にホワイトニング効果のある歯磨きをするだけでも着色を予防することができます。

加齢による黄ばみ

年を重ねるごとに、歯の黄ばみが強くなっていく人もいます。
もちろん生活習慣の積み重ねも原因となりますが、他にも歯の内側の象牙質の色が濃くなり、黄ばんで見えることがあります。

また、歯の表面にあるエナメル質がだんだんすり減っていき、薄くなり、その内側の黄みがかっている象牙質の色がより見えやすくなって、歯が黄ばんで見えるようになってしまいます。

生まれつき黄色い歯を持っている

人の肌がそれぞれ生まれつき違うように、歯の色も最初から黄ばんで見える人もいます。
そのため、元から歯が白い人や、元から少し黄みがかって見える歯を持つ人がいるんです。

象牙質の色が普通より黄色い場合や、エナメル質が普通よりも薄い場合などがあります。
この場合だと、表面的なホワイトニングを行っても効果を感じにくいかもしれないです。

歯を白くするためには?

ホワイトニングで歯の色が白くなる仕組みを説明します。
真っ白な陶器のコップにこびりついた茶渋は漂白剤で白くしますよね。
同じように、長年にわたって歯の表面についてしまった汚れは、過酸化尿素や過酸化水素といった専用の薬剤で除去して白くします。

また加齢に伴って歯の表面のエナメル質が薄くなって内部の象牙質が透けると歯が黄ばんで見えてしまいます。
その黄ばみは、過酸化水素でエナメル質表層の構造を変化させて光の乱反射を起こしてエナメル質を曇ったガラスのように白く見せます。
これがホワイトニングの仕組みであり、専用の薬剤や器具を用いて白くする必要があるので、毎日の虫歯予防の歯磨きだけでは十分白くなりません。

最近は通販などでホワイトニング専用の歯磨き剤などもあるので、歯磨きで白くしたい場合は専用のものを使用して行うこともできます。
しかし、大抵プラスアルファでマウスピースや浸透させる薬剤を一緒に用いて行う方法が推奨されます。

また人によっては子供時代の栄養不足や虫歯や肺炎などの理由で歯の表面の一部だけが斑に変色している場合がありますが、これも歯の地の色を白くすることで解消できるんです。
全体的な歯の黄ばみだけでなく、歯の部分的な変色にお悩みの人にもホワイトニングは有効です。

ホワイトニングの種類


次にホワイトニングの方法ですが、歯科医などの専門家の下で行うオフィスホワイトニングと自宅で継続して行うホームホワイトニングがあります。
どちらもそれぞれメリットがあり、好みや生活スタイルに合わせて選べるのがホワイトニングの利点です。

オフィスホワイトニングとは?

歯科医や歯科衛生士の専門家の指導の下で安心してホワイトニングをしたい場合はオフィスホワイトニングがおすすめです。
通院する必要はあるものの、専門家のみが扱える濃度の強いホワイトニング剤を使用して行うので、短期間で歯が美しく白くなることができます。
また、簡単な指示さえ守っていれば特別な注意やケアは必要なく、施術用の椅子の上で寝ているだけで歯を白くできるメリットがあります。

ホワイトニングの持続期間は3か月から半年と個人差があります。
歯科医によってはより白く持続期間を保つために、普及している方法に輪をかけた優れた技術を用いている場合があるので、歯科医の下で最新式の技術で確実に歯を白くしたい人にはおすすめです。

また、歯科の良い点はホワイトニングを持続するための日頃のケアや、ホワイトニング前には歯を白くするために歯石や虫歯のチェックを行ってくれるところです。
そのため、健康と美を手に入れるというホワイトニングの真の目的に叶っており、定期的に歯科検査を受けて口腔ケアに努める格好の機会を提供してくれます。

ホワイトニング薬剤は歯の表面から浸透してこそ効果があるので、歯石やフッ素が付着していたり虫歯があると薬剤の浸透を妨げるので、事前のチェックが必要です。
虫歯予防の一環として定期的にフッ素を塗布したりフッ素入りの歯磨きで毎日磨いている場合はホワイトニング後の使用を指導されます。

また通常のオフィスホワイトニングで歯は十分自然な白さになりますが、芸能人やモデルといった遠目からもはっきりと歯を白くしたい人向けには白いかぶせ物をするホワイトニング方法があります。
歯科医ではさまざまなホワイトニングの方法や注意点を知らせてくれるので、価格に見合った白さを手に入れられます。

ホームホワイトニングとは?

日々忙しくて通院する時間が取れず、自宅で継続してケアしたい場合にはホームホワイトニングをおすすめします。
歯科医で歯型を取って専用のマウスピースを拵えて、その中にホワイトニングの薬剤を入れて装着するという専門家の下で行う方法が一般的ではあります。
しかし、最近では器具や薬剤の通信販売が行われており、誰もが手軽にホワイトニングの道具を入手できる時代となってきました。

自宅でホワイトニングを行う場合は、使用できる薬剤の種類や濃度に制限があるので、歯が白くなるまでに時間がかかるデメリットがあります。
しかし、継続してじっくりと歯を白くした分、持続期間が約1年と長めです。

自宅でホワイトニングする際は、歯科医の指示や販売されたホワイトニング商品の説明書に従って、自己流にならずに規定どおりに薬剤や器具を使用して継続して行う必要があります。
薬剤を入れた器具の装着は1日30分以上から合計2時間、あるいは睡眠時に装着するなどそれぞれ違いがあるので、指示や説明書を理解して自力で毎日忘れずに実行できるかどうかが問われます。
器具を取り外した後も、2時間は色のついた飲食物は控えるなどのルールがあるので、自宅での配慮や制限を面倒だと感じない人におすすめです。

器具や薬剤の扱いに慣れており、自己管理が得意な人には通院や施術の時間が必要ないホームホワイトニングはうってつけの方法でしょう。
ホワイトニング効果を高めるためにも定期的な虫歯や歯垢のチェックやフッ素塗布の有無などへの配慮も同時におすすめします。

ホワイトニングを行うときの注意点とは?

オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、自分で商品を購入して行うセルフホワイトニングなどそれぞれにメリットがありますが、初めは専門家の指示や判断を仰ぐことができるオフィスホワイトニングやホームホワイトニングをお勧めします。
日々忙しいとどうしても通院を億劫に考えて、自宅でのホワイトニング方法を選択してしまいがちですが、器具の自己洗浄や管理など日々の配慮が必要なので、勉強や仕事に忙しい人こそ何でも専門家にお任せできるホワイトニング方法が余計な神経を使わずに気軽に行えるかもしれません。
見た目の施術や料金に目を奪われて、本当に適したホワイトニング方法を見誤ることがないように冷静な判断が必要です。
また、ホワイトニングを推奨できない場合もあります。

  • 妊娠中や授乳中の方
    その時期の人体に与えるホワイトニングの影響が科学的にまだ解明されていないため、施術は控えた方が良いでしょう。
  • 無カタラーゼ症の場合
    過酸化水素を分解するカタラーゼが無いために、体内に吸収されたカタラーゼがいつまでも残る可能性があります。
  • 歯に詰め物がある、歯の神経が死んでいる場合
    詰め物本来の色は変えられません。
  • 象牙質形成不全の場合

このように素人には判断が難しい点がホワイトニングにはあるので、ホワイトニングデビューする人はまずは歯科医に行くのをおすすめします。

ホワイトニングで歯を白く保つことで、毎日笑顔に自信を持って美しく生きる励みになります。
歯を健康的に整えてこそ本来の輝きや美しさが生かされます。
歯を白く健康に保つには日頃の心遣いと意識が大切であり、ホワイトニングが歯のケアを、毎日の暮らしや健康を見直すきっかけとなれば、これ以上に嬉しいことはありません。
歯の健康と美しさが私達の人生の喜びを支えており、だからこそ健康的に輝く口元に多くの人々が憧れ惹きつけられるのです。

  • 過酸化尿素や過酸化水素といった専用の薬剤で除去して白くする
  • オフィスホワイトニングは専門家の下で安心して受けられる
  • オフィスホワイトニングは歯石や虫歯などのチェックもしてくれる
  • ホームホワイトニングは通販でも入手できる
  • ホームホワイトニングは時間がかかるが持続する
  • マウスピースの装着は種類による
  • 妊娠中や、歯に詰め物がある場合など、ホワイトニングができないこともある

最後までお読みいただきありがとうございました。