始める前に必見!ホワイトニングのデメリットを種類別に比較して紹介

歯を白くするホワイトニングは、主に歯を薬剤で漂白していきます。
芸能人の方のイメージだったホワイトニングも、最近では一般の方もするようになってきましたよね。

しかし、ホワイトニングにはデメリットも少なからずあります。
ホワイトニングの主な種類には、自宅で行うホームホワイトニング、歯科医で行うオフィスホワイトニング、そしてこの2つの方法を合わせたデュアルホワイトニングがあります。
ホワイトニングの種類によって、起こり得るリスクやデメリットも異なるので、種類別に紹介していきます。

  • ホワイトニング後の効果は長持ちする?
  • やっぱり値段が気になる。
  • 即効性がないものはどれ?

これらの疑問を解決していきます。ぜひ最後までお読みください。

自宅でするホームホワイトニングのデメリットは

ホームホワイトニングは、歯医者の指示に従って家庭で行います。
患者の専用のマウスピースをつくり、その中に薬液を注入して毎日一定の時間装着してホワイトニング(ブリーチング)していくのです。
時間をかけるので、透明感がある、自然な白い歯に仕上がります。
白さが長持ちすることも特徴で、半年から長いと約2年は効果が持続するといわれます。

手軽にできるホームホワイトニングですが薬液の濃度が薄いため、効果がでるまでに時間がかかるというデメリットがあります。
また、マウスピースを装着する時間は1日30分程度から、5時間以上などさまざまです。
当然、毎日装着しなければ効果は得られません。
好きな時間にできるとはいえ、わずらわしくに感じる人もいるでしょう。そしてマウスピースを装着しているときには、飲食しにくいというデメリットもあります。

睡眠中に使用する方法もありますが寝相が悪かったり装着が悪いと、薬液がもれてしまうこともあるでしょう。
そして全て自分でするため、薬剤の保管や使用したマウスピースのお手入れも必要です。
自分で行うので使用する薬液の量やマウスピースがきちんとはまっているのか判断できない人もいるでしょう。
適切に行わなければ、効果も出にくくなってしまうのです。

そしてホームホワイトニングをした後は、飲食した物の色を吸収しやすくなります。
そのため色が濃いコーヒーやカレーなどの飲食物やタバコなどを我慢する、飲食制限の時間が必要になるのです。ホームホワイトニングは効果がなかなか実感できないため、続けることが苦痛になることも大きなデメリットといえます。マウスピースを毎日、長時間装着することを面倒に感じてしまう人は、効果が出る前に挫折してしまう可能性もあるでしょう。

歯科で受けるオフィスホワイトニングのデメリット

歯科医で行うオフィスホワイトニングは、ホームホワイトニングよりも高濃度な薬液を使用します。
専門医が施術するため安心感があり、ホワイトニングの前には、しっかりと歯をクリーニングするので仕上がりもきれいです。
何より施術したその日に効果が出ることが、オフィスホワイトニングの大きな特徴といえます。

そのうえレーザーや特殊なライトを当てて薬液の効果を高めるため漂白効果が高く、より歯が白く仕上がるのです。
白さの違いが目で見て分かるので、すぐにでも歯を白くしたい人にはぴったりです。
しかし即効性があるゆえのデメリットがあります。

まず、オフィスホワイトニングは、ホームホワイトニングに比較すると費用が高くなります。
そして1回の施術で希望する白さにならないケースもあるため、何度か通院する必要がある場合があります。
そのぶんも、さらに費用もかかるという訳です。そして最大のデメリットはホワイトニング効果の持続力が低く、色が早く戻ってしまうことです。

もともとホワイトニングは施術しても、ある程度の期間で本来の歯の色に後戻りしてしまうものです。
オフィスホワイトニングの効果は短ければ3カ月程度、長くても半年しか維持できません。
そして、薬液の濃度が高いため、知覚過敏を引き起こすリスクがホームホワイトニングより高いです。

すぐに白い歯が手に入るオフィスホワイトニングですが、短い期間しか白さを保てないことが大きなデメリットです。
強い薬液を使うため、知覚過敏の痛みが酷く出る場合もあります。そして。色戻りを防ぐために色が濃い食品を避ける、飲食制限もあります。

デュアルホワイトニングのデメリットとは

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法で歯科医と家庭の両方でホワイトニングを行います。
2つの方法のそれぞれのデメリットを打ち消すことで、効率よく確実なホワイトニングが可能になるのです。
濃度が濃い薬液でオフィスホワイトニングを行うため即効性と高い漂白効果があり、マウスピースを装着してホームホワイトニングも行うため、長い期間効果が持続できます。

ホームホワイトニングでは、半年以上の時間をかけなければ得られなかった白さが約1カ月半程度で実現できます。
そして、3カ月程度しか維持できなかったオフィスホワイトニングの白さが半年以上保てます。
デュアルホワイトニングなら、より早く、長い期間維持できるきれいな白い歯が手に入るのです。

優れた効果が期待できるデュアルホワイトニングですが、デメリットもあります。
頻繁に強い薬液を用いるため、知覚過敏の症状が出やすくなります。
そして、毎日数時間のマウスピースの装着を続けなければなりません。
そしてオフィスとホームのホワイトニングのどちらかだけを行うよりも。
費用が高くなることもデメリットと言えます。最も安いホームホワイトニングで1万円から4万円程度、オフィスホワイトニングは1万円から7万円と歯科医によって料金の幅が広く、デュアルホワイトニングは5万円~8万円とかなり高額です。デュアルホワイトニングはできるだけ早く、白くてきれいな歯が欲しいという人に適した方法ですが費用の面で悩む人も多いでしょう。

歯科医で受けるホワイトニングの種類とデメリット

ホワイトニングは、一般的には薬液で漂白するブリーチングのことを指します。
ホワイトニングは「白くする」という意味をもつことから、歯を白くするためのクリーニングやマニキュア、セラミックなども、広い意味ではホワイトニングの種類と言えます。
これらの方法は通常の漂白するホワイトニングでは対応できない歯でも、白くすることが可能です。
それぞれに適したニーズとデメリットがあります。ホワイトコートは、歯の表面に白いマニキュアを塗りつける方法です。ホワイトニングができない妊婦や銀歯の人でも、簡単に白い歯が手に入ります。

しかし表面に塗るだけなので、色ムラになりやすく着色汚れがつきやすいなどのデメリットがあります。
そして、塗りつけるだけなので剥がれやすく、歯の厚みが増してしまうというデメリットもあります。
薄いセラミックを用いるラミネートベニアは、歯の白さと美しさを追求した方法です。

薬剤で漂白するホワイトニングでは白くならない、変色した歯も美しく白くなります。
口元の美しさを求められる、芸能人やモデルに人気の方法です。
ラミネートベニアは歯の表面のエナメル質をうすく削り、歯と同じ色の薄いセラミックのシェルを貼り付けます。短期間で美しい歯が手に入りますが、健康な歯を削らなければなりません。
セラミックなので欠けることがあり、歯ぎしりがひどい人や食いしばりがある人には、欠けたり外れる可能性が高くなります。そして高額の費用がかかり、歯1本につき、5万円から15万円程度もかかってしまいます。

ホワイトニングを始めても、白くならず効果が実感できなかったり、短期間で元に戻ってしまったり、知覚過敏に悩まされる人もいます。
ホワイトニングの効果の出方には個人差がありますが、それぞれの種類によってデメリットも異なります。
ホワイトニングで後悔をしないためには、治療を始める前に歯科医から受けるカウンセリングが重要になります。
どの程度の白さと美しさを求めるのかによっても、選ぶべきホワイトニングが異なります。
そして治療にかかる期間や継続して続けられるのかなど、自分のライフスタイルに適したホワイトニングを選ぶことが大切です。