ホワイトニングをしようと思った時、気になるのが費用の問題ですよね。
審美目的の施術には保険を適用できないので、全額自費となってしまいます。
そのため、経済的な負担が小さくなく、相応の出費がおしかかる可能性が高いです。
しかしながらクリニックの費用を調べていくと、金額にそれぞれ差があることに気づきます。
気軽に利用できないほど高いところもあれば、本当に大丈夫なのかと感じるほどに安いところもあります。
そこで、今回は、
- なぜ料金の違いが生まれるの?
- クリニックをどのように選んだらいいの?
というような疑問を解決していこうと思います。
ぜひ最後までお読みください!
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニング
料金が異なる理由としてまず考えられるのが、施術方式の違いによるものです。
ホワイトニング方式は大きく、自宅で専用キットを使って行うホームホワイトニングと、クリニックで行うオフィスホワイトニングに分類することができます。
そして一般的に安く済むのは、ホームホワイトニングの方です。
ドクターにやってもらう場合は技術料が発生したり、効果の高い薬剤を使ったりするので、その分のコストが上乗せされます。
一方、自宅で行う場合は自分で作業を行うために技術料が必要なく、薬剤もドクターが使う物よりも安価です。
両者は倍以上も料金が違っていることがあり、安価に済ませたいのならばホームホワイトニングを選択するのも良いでしょう。
ただ、自宅で行う場合、即効性を期待することができません。
安全性を重視した薬剤を用いるため、ドクターが使用する薬剤と比較すると効果は小さめです。
オフィスホワイトニングの場合は、即効性があるためにすぐに変化を感じることができるのですが、自分でやる場合は日数を掛けてジワジワと白くさせていくことになります。
従って、即白さを出したい場合は直接施術を受けるのが無難といえるでしょう。
なお、ホームホワイトニングの方が色戻りをしにくいというメリットもあります。
時間を掛けて行う分、色戻りをしにくく長持ちします。
これからの維持を考えた場合、ゆっくりと自宅で行った方が有利なこともあるのです。
ちなみに、ホーム及びオフィスの良いとこ取りをした、デュアルホワイトニングもあります。
これは両者を併用して行う方法で、即効性及び持続性を実現できます。
オフィスホワイトニングの種類による違い
オフィスホワイトニングにおける施術の違いも料金に影響してきます。
使用する薬剤や機器及び、作業工程などに相違があり、費用にも差異が生まれてしまうのです。
例えばポリリン酸という消毒薬を独自ブレンドして、漂白効果を狙ったものがありますが、2~3回の施術を1万円程度の費用で受けることができます。
白くできる段階は1~2程度となっているため、細かく白さを調整することはできないのですが、安価にホワイトニングを行えるとして採用するクリニックが増えています。
二酸化チタン及び窒素を触媒にする方法もひとつです。
これは薬剤の濃度が低くても高い効果を発揮させるために開発されたシステムで、6段階ほども白さをアップさせることが可能です。
ただ、費用が高めで1回の施術で3~5万円程度は掛かることがあります。
他にも、改良された薬剤及び高出力の専用LEDを用いたホワイトニング方式も挙げられます。
最大で10段階ほども明るくできると共に、薬剤による痛みも抑えられた施術です。
1回あたりの費用が3~4万円程度となっているものの、一挙に沢山の歯をホワイトニングできるため、高い効果がありつつもリーズナブルというメリットがあります。
オフィスホワイトニングの方式には、これら以外にも複数のやり方が存在します。
そしてやり方によって料金には違いがあることが殆どであり、大きな差が付くことも少なくありません。
なお、安いからといって安易に飛び付くのは注意が必要です。
安価な施術だと、思ったほど白くならなかったり、歯や歯茎へのダメージが大きくなったりなどのリスクもあります。
やり方ごとの特徴を踏まえた上で、適切に判断をしなければいけません。
クリニックごとの方針の違いも
各クリニックで料金が異なる理由に、クリニックの方針の影響も大きいといえます。
歯のホワイトニングは、自由診療に該当しますが、この場合はそれぞれで任意に料金プランを決めることができるのです。
例えば、同じ治療方式にしても、クリニックで金額を設定できるため、高いところもあれば安いところも存在します。
料金こそ違うものの、やることは一緒ですので、高いからといって優れた効果が発揮されることはありません。
逆に、安いからといって効果が低くなることもないため、安いところを選択した方がお得ともいえるでしょう。
ところで、昨今では安くホワイトニングができるところが増えています。
現在ほど主流ではなかった以前では、ホワイトニングというと高価な施術であったものの、昨今ではホワイトニングの人気が高まったこともあり、リーズナブルに利用できるところも沢山あるのです。
それまでコストがネックで敬遠をしていた人でもホワイトニングという選択肢を選びやすくなっていますし、歯のケアの一環として気軽に行う人も増えています。
しかしながら、安く利用できるところが増えている現状には注意も必要といえます。
リーズナブルなクリニックは患者に選んでもらいやすいという傾向もあり、安価な料金を売りにするところも増えていますが、中には技術力がないところも少なくありません。
安易に安いところを選んだ結果、トラブルに見舞われてしまうケースもあるため、料金の安さだけを理由に、クリニック選びをするのは危険だといえるでしょう。
クリニックはどうやって選ぶ?
安く利用できるクリニックは魅力的です。
ホワイトニングの効果に違いがないのならば料金の安いところを選ぶのもひとつの選択肢です。
しかし安いことだけを理由に選ぶのは、リスクのある行動ということを理解しておかなければいけません。
安全に利用できるところを選ぶためのコツもありますが、まず納得できるだけの安さの理由があるかどうかを確認することです。
客寄せのためだけにリーズナブルさを売りにしているところよりも、安くできる理由がしっかりとしているところの方が安心感を持ちやすいはずです。
クリニックの努力によって高品質の施術を安価に提供しているところも存在しますし、ちゃんとした理由で安さを実現できているのならリスクになる可能性は小さいです。
質の良くないところだと、負担の大きいホワイトニング方式を採用していたり、腕のないドクターが施術を担当したりするケースもあるため、安さの秘密をしっかりとリサーチした上で判断を下した方が良いでしょう。
安心の実績を沢山持っているかどうかも重要です。
これまで多くの患者を手掛け、沢山の満足を提供しているところなら比較的安心して利用できます。
実績がものをいう世界でもあるため、ホームページや口コミなどを確認しながら見極めることが大切です。
逆に、実績や情報が少ないところはリスクがありますので、迂闊に飛び付くのは注意が必要でしょう。
他にも、丁寧な説明をしてくれるかどうかも判断のポイントといえます。
営利主義のところは雑な対応をする傾向があり、そうした体質が安さの理由になっていることもあります。
医療機関とはいえ質の良くないところも存在するため、無料カウンセリングを利用するなりして見極めることが必要といえます。
なぜクリニックによって料金が違っているのか?
その答えはここで挙げてきたことが理由となっています。
ホワイトニングのやり方や施術方式の違いをはじめ、クリニックの努力によるものが関係しており、安価に利用できるところも沢山あるのです。
相場よりも安いと不安を感じてしまうこともあると思いますが、きちんとした理由を知ることで安心感に繋がるのではないでしょうか。
とはいえ、安いところの中には質の良くないクリニックがあるのも実情です。
これからホワイトニングを受ける人は、安さだけを重視して選ぶのではなく、安心安全も考慮しながら選択する姿勢を持つことが大切といえます。