ホワイトニングは効果と値段で選ぶ!後悔したくない人のための選び方

ホワイトニングを考えてみたはいいけれど、どんな基準で選んだらいいか分からないという声がよく聞かれます。
しかし、ある程度基準を決めておく必要があります。
最近のホワイトニングにはたくさんの方法が出てきていて、何を大事にするか決めておかないと、納得できる選択ができないからです。

そこで今回は、後悔しない選び方をするために、ホワイトニングの効果と値段についてお話します。

  • 自分に合わせた基準って何だろう
  • ホワイトニングで後悔はしたくない!

といった方にぜひ読んでみてほしいです。

日本人の歯に対する認識の変化

歯について日本人は、かつては無頓着な人々が非常に多い時代がありました。
昭和時代までは、多くの日本人は小学校や中学校などの定期健康診断の一環で、口腔内の検査、いわゆる虫歯検査を受けていました。
ここで多くの子供たちは要治療という赤紙をもらい、近所の歯科医院で治療を受けてきたものです。
当時の母親世代の歯に対する関心は非常に低く、母親世代自体も虫歯に罹患している場合が多く、自らが虫歯保有者であることからその子供たちも虫歯になるのは当然という風潮が蔓延していました。
ひどいものでは、虫歯は遺伝すると考えて、子供に対し、口腔内の清掃をあきらめてしまう例もあったようです。
このような風潮の時代では、口腔の衛生状態は維持できず、虫歯、齲歯が大量発生して、健康状態すら危ぶまれる児童並びに生徒がいたものです。
日本人の多くが年を取ると虫歯になり、歯が抜け落ち、入れ歯になっていたこともまた、事実であります。

近年になって、厚生労働省が主催して、8020運動を行っていますが、その効果が現れてきています。
虫歯や歯槽膿漏で歯を失うことを最小限にして80歳でも20本の歯を残そうという運動が厚生労働省の推奨する8020運動です。
社会では少子高齢化が進み、熟年者の健康問題が議論されていますが、高齢であっても美味しく食べる、楽しく笑うための基本は健康な口元です。
しっかりかみしめられる歯があることが大事なのです。
そんな大切な歯について、容易な気持ちでホワイトニングを受けると、痛みが増したり、歯の寿命が短くなることもあり得ます。
歯のホワイトニングは正しい知識をもって実施したいものです。

明眸皓歯と言われている芸能人の歯は

明眸皓歯という言葉をご存知でしょうか。
いわゆる美人の条件として、明るい澄み切った眼光と、白く美しい歯の持ち主のことを指す言葉です。
日本の多くの芸能人はこの条件に当てはまっていると考えられています。
白く美しい芸能人の歯はどこからきているのでしょうか。
売れっ子芸能人が、しばらくテレビに出ていないことがあります。
最近露出が少なくなったと思うこともありますが、その時間は何に使われているかというと、外見の修正に使われていることが多いのです。
歯についても、この法則に当てはまり、歯列矯正を受けたり、歯のホワイトニング治療を、この期間に受けたりしていることもあるようです。
短時間で歯が突然綺麗になった芸能人やテレビレポーターや、スポーツ選手を見かけたことがないでしょうか。この場合は、歯の治療は短期集中です。
乱れている歯列を治すために、歯を一回り削り取り、メタルボンド冠という、被せて治す治療を行っていることも多いです。
もっと極端な例では、汚れた歯や、歯並びが乱れている歯を抜いてしまい、インプラントという、人工歯根を埋め込み、その上部構造はとても高額な、きれいなものを使って、短時間でまるで突貫工事のように歯を白くする方法も使われています。
この場合、注意しなければいけないのは、歯には物を食べる臓器としての役割もあるということです。
動物であればしっかり食べることが出来なければ生命にかかわるものです。
人間も同じことがいえるのでホワイトニングは、歯科医院や、施術方法を吟味して体に負担をかけないで行いたいものです。

ホワイトニングにおいて体に負担をかけない

今まで述べてきたように、歯は健康に密接に関係する大事な体の一部です。
ホワイトニングを要望する人はどのような原因で歯が汚れたり黄ばんだりするのでしょうか。
先天性と後天性の症例があり、それぞれ比べてみたいと思います。

先天性なものとしては、妊娠中やそれ以前に摂取した抗生物質の影響があります。
以前はテトラサイクリンというお薬により、歯の表面に着色が認められ、ホワイトニングを要望される方が多々いました。
しかしながら現在は、テトラサイクリンが歯に着色する原因となることから、妊娠期や児童に対しては使用されることがなくなってきています。

後天性のものとしては、生活習慣の影響によるものです。
着色しやすい食べ物を摂取することは、歯を汚すリスクを高めます。
カレーライスやワイン、コーヒーなどは歯が汚れやすいものです。

また、たばこも歯が黄ばむ原因です。
たばこのヤニは歯の表面にこびり付き、通常の歯磨きでは落としにくいものです。

これらの歯の汚れの悩みを解決する手段には、ホワイトニング治療があります。
歯の表面のエナメル質はとても固い組織であり、歯を守る最強のバリアと言われています。
これを削ることは歯を弱めてしまうことにつながります。そこで、薬剤を使って漂白する方法があります。
これならば歯のエナメル質を傷つけず、歯を白くできるのです。
多少時間はかかりますが、賢い選択と言えるのではないでしょうか。
歯の健康を守り、体に負担をかけず美しい歯にすることが可能なのです。

ホワイトニング治療を受ける歯医者の選び方

ホワイトニングは上記で示したように、薬剤によるホワイトニングが最適です。
歯を削って体に負担をかけることなく、白くすることが可能だからです。
ホワイトニング治療を受ける際、歯医者選びは、まずは削らない方法かどうか確認することです。

そして漂白による方法でも、虫歯をしっかり治療しないとホワイトニング中に痛むことがあります。
注意喚起を患者にして、実際に治療に当たれる歯科医師を選ぶことが大事です。
薬剤の提供方法も技術が高いか見極めるポイントになります。
ホワイトニングには歯型トレーを作り、そこに漂白薬剤を入れて、少しずつ歯を白くしていきます。

ここにおいて、いきなり強い薬剤を使うと歯がしみる、知覚過敏になる原因になることがありますので、注意が必要です。
技術が高い歯科医院では弱い薬剤から様子を見ながら、少しずつ強い薬剤に移行していきます。

これならば患者に負担をなるべくかけず、知覚過敏になる原因も抑えながら治療を進められます。
使用する漂白薬剤は過酸化水素や過酸化尿素を使用したものです。
最初は11%濃度で短時間で行われることが多く、体が慣れてきたら徐々に16%や21%など濃度が濃いもので、時間を長くしていきます。

これらの技術に加え、患者の要望をよく聞いてくれるかなどの歯科医師の人格面も非常に大事です。
ホワイトニングは歯科医師と患者の二人三脚で進めるような治療であり、言い方を変えると歯科医師と患者の協力がないと良い結果が得られにくい治療です。
最近ではホワイトニングをしている歯科医院の情報もネットにあるので活用すると良いでしょう。

ホワイトニングは歯の着色で悩んできた人々を笑顔に変えることが出来る治療です。
治療前は汚れた歯を見せることが恥ずかしく、大きな口で笑うことが出来なかった人も、白く美しい歯でにっこり笑うことが出来るようになり、人格までも明るい素敵な人になる例もあります。

しかしながら容易なホワイトニング治療、削って治す治療は歯の寿命を縮めるリスクが高まり、健康面にも影響が出てしまいます。
適切な薬剤や治療方法でホワイトニングをして明るい笑顔の持ち主になってください。
治療方法はシンプルですが、薬剤トレーの作成など技術が必要な治療でもあります。
本記事の歯科医院の選び方を参考にし、良い歯科医院で適切な治療を受けてください。