ホワイトニングは自然の歯の白さにこだわった治療です。
歯の表面にある着色物や歯石などを除去するクリーニングとは違って、歯の表面はもちろん歯そのものの色を改善することができます。
ホワイトニングは薬剤を特殊な使って色素を分解し、美しい白い歯に整えることが可能です。
ホワイトニングすることから歯が白くなると、笑顔が自然と増えるので明るくなったと周囲の人に言われることが多くなります。
薬を塗って白くするので歯を削ったり何かかぶせるような方法とは異なるので、痛くなかったり歯を削らずに歯を白くすることができるので人気の治療法です。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニング
ホワイトニングには二種類あり、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
ホームホワイトニングはジェルを塗布し、歯を化学的に白くする方法です。
まず歯科クリニックで歯の型をとり、歯に合ったマウスピースを作製します。
自宅においてそのマウスピースに薬を入れ、決まった時間に継続的に装着すると歯を白くすることが可能です。
ホワイトニングは過酸化尿素などが含まれており、消毒や殺菌剤としても使用されています。
費用はクリニックによって異なりますが、だいたい片顎で10,000円ぐらい、上下顎で20,000円ぐらいになるでしょう。
ホワイトニングジェルは１ケースだいたい8,000円ぐらいになるので、20,000～30,000円で施術を受けることが可能です。
オフィスホワイトニングは歯科クリニックで行うもので、一本一本の歯に薬を塗布していきます。ホワイトニング専用レーザーを使って歯を白くすることが可能です。
治療時間は1時間ぐらい必要ですが、1回施術を受けるとある程度白くすることができ、数回通院すると効果をより実感することができます。
費用はクリニックによって違いますが、だいたい1歯1回に付き2,000～3,000円ぐらいになるでしょう。
ホームホワイトニングの場合、まず歯のクリーニングを行い歯石やステインなどを除去していきます。
治療する前の歯の色を記録してから、マウスピースを作製するため型取りを行います。
マウスピースの適合性をチェックしたり、使い方の説明を受けると自宅においてホワイトニングを開始することが可能です。定期的に歯の色調をチェックし、数回通院すると治療は完了です。
オフィスホワイトニングの場合、まず歯のクリーニングを行います。治療する前に歯の色調をチェックし、歯科クリニックにおいて施術を受けることが可能です。
まずマウスガードを装着し、歯にホワイトニング剤を塗布します。
レーザーを照射し反応を促進し、歯面の水洗や乾燥を行っていきます。
この作業を数回繰り返し、歯にフッ素を塗布しながらレーザーを照射すると完了です。
ホームとオフィスとどちらが効果的
期間や目的によってどちらが効果的なのかは変わってきます。
それぞれメリットがあり、例えばホームの場合は自然な白さを演出することができ、色が戻りにくいというメリットがあります。
クリニックの場合は短期間で効果を期待することが可能です。
費用においてもやや料金体系が異なり、ホワイトニング中は知覚過敏などが起こりやすくなるという特徴があるので注意が必要です。
ホームの方がクリニックに比べると歯牙に対する侵襲が深いので、痛みが出やすいと言われています。
ホームに必要なものは基本的にマウスピースとジェルになります。
マウスピースにジェルを入れ装着することによって、薬剤を歯に浸透させる仕組みです。
ホワイトニング用の薬剤はマウスピースに付けやすいようジェル状になっており、薬剤は歯磨き粉の様に扱うことができるでしょう。
ホームの場合は利用者に任せる部分が多く、歯科医師や歯科衛生士といった有資格者でなくても利用しやすいようになっています。
施術を受ける注意点
尚、ホワイトニングにはいくつか注意点があります。
ホワイトニングは歯の着色有機質を分解したり漂白するので、被せ物や詰め物などは漂白できません。
歯の神経が死んでいたり、神経治療を行った歯も白くなりにくい特徴があります。
これらの歯はホワイトニングよりも被せ物やマニキュアをすることで、美しく見せることが可能です。
ホワイトニングで使う薬剤は主に過酸化水素や過酸化尿素などで、化学反応によって漂白することができますが、過酸化水素や過酸化尿素などが身体に入ってしまうと、人によっては炎症を起こすケースがあるので注意が必要です。
マウスピースを着用するので心配する必要はありませんが、例えば妊娠中や授乳中の人はホワイトニングを控えた方が安全です。
ときどき刺激から痛みが出ることもあり、虫歯や知覚過敏などで悩んでいる人はまず治療から始めることになります。
ホームホワイトニングの場合、利用者本人が行うことになるので安全性に関して不安や悩むかもしれませんが、クリニックと比較すると薬剤の濃度が低く設定されていて、長期間利用することができるようになっています。
基本的に安心・安全に利用することが可能です。
ホワイトニング効果を長持ちさせるコツ
ホームやオフィスホワイトニングを行っても、すぐに着色するようなら施術を利用するのに考えてしまいます。
ホワイトニングした後どのように対処するかによって、歯の白さの続く期間が左右されることになります。
施術した後の手入れが重要なポイントになるので、施術を受けた後はいろいろと気をつけなければいけません。
取り扱いに注意することによって効果を長持ちさせることが可能です。
例えば着色成分が含まれている飲食物や嗜好品などには注意が必要です。着色汚れの原因となる飲食物はいろいろとありますが、一般的にコーヒーやお茶などがあげられます。
ワインなどにも注意が必要で、他にも色の強い飲み物や食べ物などには着色成分がかなり含まれているので注意しましょう。
このような食べ物や飲み物を摂取した後、汚れなどが歯にこびりつく前にきれいに落とすことが重要です。
こまめにきれいにすることで色戻りの予防を効果があり、飲食の直後やタバコを吸った後にも水で口をゆすいだり歯を磨くような習慣を付けると安心です。
汚れの付着を予防するのにトリートメントしたり、コーティングすることもできます。
トリートメントやコーティングを利用すると白さを持続させることが可能です。
分割ポリリン酸が配合されているホワイトニングやトリートメントには、歯に汚れを付着させにくくする作用があり、歯質を強化することもできます。
色戻りはもちろん虫歯や歯周病・知覚過敏などを予防することができるので便利です。
歯科クリニックに定期的に通院するときれいな状態を維持することができるでしょう。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングは薬剤の濃度などに違いがあり、施術者が歯科医師や歯科衛生士といった有資格者なのか、利用者自身なのかなどのポイントにおいても大きく異なります。
クリニックによって料金体系も異なるので事前にチェックしておくと良いでしょう。
それぞれメリットがあり、ホームの場合は自分で管理することになりますが、好きな時間やタイミングなどに応じて施術を行うことが可能です。
クリニックの場合は何度か通院しますが、プロの手によってきれいに仕上げることができます。
ホワイトニングした後のケアが大事で、飲食した後のこまめなケアを意識すると効果を長持ちさせることが可能です。
飲食した後口をきれいにしたり、歯科クリニックでのトリートメントやコーティングによって着色汚れを予防することができます。
