ホワイトニングの【失敗例】4つ紹介!見落としがちな原因とその対策

人の笑顔は人を幸せにするだけでなく様々なことに効果があると言われています。
素敵な笑顔からこぼれる歯は、白ければ白いほど相手に与える印象も良いはずです。
そのために人は毎日歯磨きをしますが、どうしても歯磨きだけでは真っ白な歯にはなりません。

そこでいろんな方法でオフィスホワイトニングやホームホワイトニングなどを試す人も数多くいますが、中にはホワイトニングすることによって、余計に歯の調子が悪くなったりしている人もいます。
せっかくお金をかけてホワイトニングをするというのに、失敗だけはしたくないですよね。

そのような失敗を起こさない為には、どういった点に注意してホワイトニングすれば良いでしょうか。

①医療機関以外での施術トラブル
②ホワイトニング施術後の食事
③ホワイトニングによる知覚過敏
④ホワイトニングに不向きな場合

この4つがホワイトニングの失敗に繋がってしまいます。
今回の記事で詳しく説明していくのでぜひ最後までお読みください!

医療機関以外での施術トラブル

ホワイトニング専門クリニックというようにクリニックという名称がある所は、必ず歯科医師が在籍しており国家資格を持った歯科衛生士と安全なホワイトニングを行ってくれます。
ところが、似たような名称でホワイトニングサロンというような所には気を付けましょう。
ここは、医療機関ではないところが多く、あくまでもご自身で行うホワイトニングの場所を提供していて、別名セルフホワイトニングと言われています。

歯科医院と違って気軽に通いやすく、美容サロン内でホワイトニングメニューなどを用意し、比較的安い価格で行なっているところもあります。
それ以外にも、最近ではスポーツクラブなどでもこのセルフホワイトニングが行えるようになっているところもありますが、自分で行うため判断を誤ってのトラブルなどが多いそうです。

例えば以前にホームホワイトニング用にホワイトニングクリニックで歯科医師に作ってもらったマウスピースに、自身が購入した海外通販のジェルを入れて装着したところ、歯肉が白く爛れてしまったというケースがあります。
爛れた理由は購入した海外通販のジェルの濃度が高濃度だった為、長い時間マウスピースで装着するには強すぎたようです。
このように、勝手な自己判断によるトラブルが医療機関以外のサロンでは起こりやすく、そういったことに対して対応できる人がいない為、最終的に歯科医院に行かないといけなくなります。
安全な施術が行えないところでは、薬剤を使う場合は事前に濃度などもしっかり調べて、なるべく自己判断しないで慎重にホワイトニングを行うようにしましょう。

ホワイトニング施術後の食事

ホワイトニング専門クリニックやホワイトニングサロンを利用してホワイトニングの施術を受けた後は、色素沈着に気を付けて過ごさなければなりません。

ホワイトニングは、歯の表面に薬剤を塗って、熱や光で色素を分解して歯を白くするのですが、薬剤を塗ると歯の表面を覆っている薄い膜が一旦剥がれます。
この膜が通常ですと24時間ぐらいで元に戻るのですが、その戻るまでの時間は一番歯に色素が着きやすい状態になってしまいます。
そのため、本来施術後の24時間は色素沈着しやすい食べ物や飲み物を避けないといけません。

しかし、それを忘れていてカレーを食べたりワインを飲んだりすると、せっかく白くした歯に、たちまち色が着いてしまいます。
調味料としてはケチャップや醤油なども色素沈着しやすく、飲み物ではコーヒーや紅茶なども色素沈着しやすいです。
チョコレートも色素沈着しやすく、実際に24時間以内に食べてしまったために、ホワイトニングに失敗した例もあります。
嗜好物ではタバコも色が着きやすいので注意した方が良いでしょう。

他にも、ホワイトニングに使う過酸化水素水の影響で、歯の表面が酸性の刺激に一時的に弱くなってしまいます。
なので、酸性の飲食物も避けた方が良いです。
酸性の飲食物には、柑橘系の食品や飲み物、クエン酸の入っている飲み物や酢を使った料理が該当します。炭酸飲料なども控えた方が良いでしょう。
このように、施術後の24時間以内に飲食する場合は、色素沈着しやすい物に気をつけることが大切です。

ホワイトニングによる知覚過敏のリスク

歯の構造はエナメル層と象牙質、歯髄の順番で層になっていて、歯髄に刺激が加わると人は痛みを感じます。
真ん中の象牙質が器具でこすられたり冷たいものなどに触れると、その刺激が神経に伝達されて歯に痛みを感じますが、通常象牙質はエナメル質に覆われているのでこうした痛みを感じることはありません。

しかし、時々冷たいものなどがエナメル質から内部の象牙質に伝わって痛むことがあり、その状態のことを知覚過敏と言います。
この知覚過敏ですが、ただ冷たいものの刺激だけなら大丈夫ですが、虫歯や歯周病が原因となっている場合はホワイトニングをするよりもその治療を優先しないといけません。
ひどい場合には神経を取り除く治療をしないといけないからです。

知覚過敏だけの場合はホワイトニングを行うことはできますが、ホワイトニングに使う薬剤の濃度を薄めたりする必要があります。
その分白くなりにくかったり、通常よりも時間がかかってしまうことがあります。

家庭で行うホームホワイトニングの場合に、もし知覚過敏のような痛みを感じたら、約2日間ほどホワイトニングを中断すれば症状が消えてホワイトニングを再開できることが可能です。
こういったホワイトニングをすることによって知覚過敏を起こしてしまうケースは、ホワイトニングの治療が終了すると痛みがおさまることが多いです。

ホワイトニングに不向きな場合

ホワイトニングは残念ながら、どのような人の歯でも白くできるという保証はありません。というのもホワイトニングに不向きな人がいるからです。
例えば何かの事故で歯が折れてしまった人が差し歯をしている場合や、それなりの年齢で入れ歯をしている人の場合は、普通の歯で行えるホワイトニング以外の方法で白くすることを検討しないといけません。

それ以外にも長い年月をかけて嗜好物などで変色している歯や、病気の治療のために服用している特定の抗生剤の摂取によって色素沈着している場合は、白くすることが難しくなります。
他にも、歯をぶつけたことによる変色も、白い歯にするのはかなり難しいようです。

また、成長途上の子供のホワイトニングは歯の成長に影響を与える可能性が高いので、気を付けないといけません。
このように、もともとホワイトニングをするのに適してない人がホワイトニングをした場合は、理想通りの白い歯にすぐにはならない可能性があります。ホワイトニングをしても一回だけで思うように効果が感じられない場合は、何度も行わないといけないケースもあります。

一回の施術による効果の持続は半年から一年ほどなので、定期的に施術やメンテナンスをすることが必要です。ホワイトニングは保険が適用されず自己負担となり、白い歯を維持していくためには費用もそれなりにかかるというデメリットもあります。費用をなるべく少なく抑えられるよう、ホワイトニングをする時は最初に歯科医師にしっかり相談してから行うことが大切です。

これらのような様々なホワイトニングの失敗例について事前に情報収集をしっかりして、なるべくスムーズにホワイトニングが出来るように対策しておく必要があります。
歯の印象だけで相手のイメージが変わると言っても過言ではありませんし、自信をつけることにもなります。
イギリスの研究者が語っていたことで、人の笑顔は一回分で日本円にして280万円の価値があるそうです。
笑顔の回数が増えることによって価値も増えます。
その機会を増やすためにも、正しいホワイトニングを行って輝く白い歯を見せながら笑顔になれれば、きっと今よりもっとみんなが幸せになれるのではないでしょうか。