【お手頃ホワイトニング】安い価格の理由を解説!効果や満足度を調査

白く美しい歯を求める人に人気のホワイトニング。
ホワイトニングには自宅で使える歯磨き粉や洗口液から茶渋やタールによる色素沈着など、いろいろな原因でついた歯の着色汚れを落とすものです。

ホワイトニングの種類を見ていると、安い価格でできる方法から高い費用が必要な方法まで、様々ですよね。
できれば安い価格でできる方法がいいですが、自分の歯に関わるため、あまりにも安いと心配にもなりますよね。
そこで今回は、その仕組みから価格帯、期待できる効果の度合いを解説していきます。

  • 安いと逆に心配になってしまう
  • 効果がすぐに落ちてしまうの?

など、心配されている方はぜひこの記事を読んでホワイトニングへの理解を深めてみて下さい。

そもそもなぜ歯は変色するのか

そもそも、なぜ歯は変色してしまうのか。
原因によっても最適なホワイトニングの種類が異なってきます。

冒頭で挙げたような茶渋やタバコのタールは歯の表面に色素が沈着することによる変色で、多くの場合は歯の表面を研磨だけで本来の色を取り戻すことができます。

他の原因として加齢が挙げられますが、これは歯の表面を覆っている硬いエナメル質が、年齢と共に薄くなって中の黄色い象牙質の色が見えるようになることが原因です。

虫歯で神経を抜いた歯も、血管が通っていないので栄養が運ばれず、象牙質の色が変色して表面に見える場合もあります。
これらは薬剤を使って漂泊することが可能です。

また、生活習慣や加齢と関係なく、永久歯がつくられる7歳までにテトラサイクリンという抗生物質を飲んでいた人は、その影響で歯が変色することがあります。
この場合薬剤での漂泊は歯の先端は可能ですが根本に近づくにつれ効果が感じられにくくなるので、より白さを求める方には他の方法でのアプローチが必要です。

漂白剤でのホワイトニングが難しい例としてもう1つ、銀歯などの成分(金属イオン)が溶け出して歯の中に侵入した場合の変色があります。
これに対しては歯を大きく削って人工の歯を被せる、または表面のみ削ってセラミックを張り付ける処置をします。

ホワイトニングは保険適用外なので病院によって価格はまちまちですが、大体は漂泊効果と持続時間によって上下すると考えてよいでしょう。
また薬品を使用しますので、妊娠中や授乳期間中は処置を受けることができませんので注意が必要です。

ホワイトニングの種類と価格相場

ここからは具体的に研磨や薬剤によるホワイトニングの種類と価格相場を紹介していきます。
相場は薬剤や処置の料金を総合して、ホワイトニングの効果を感じられるまで必要な費用です。

自宅でセルフケアを行う「ホームホワイトニング」は約25000~50000円で、歯科医院で型を取ってマウスピースを作り、薬剤を処方してもらいます。
自宅でセルフケアを行うことができ、1回1~2時間薬剤を流し込んだマウスピースを装着すればよいので手軽です。
毎日行っても効果を実感するのに2週間程度必要ですが、自分で求める白さを調整できることや効果が約1年から2年と比較的長く続くのが利点です。

歯科医院で医師や歯科衛生士に施術してもらう「オフィスホワイトニング」は約10000~70000円で、こちらは歯科医院で医師や衛生士の手によってケアしてもらう方法です。
過酸化水素や過酸化尿素などを専用の機械で活性化させる本格的な方法で、30分から1時間程度の処置で即効性が期待できます。
また、口腔内の状態を診察しながら行ってくれるので安心です。
ただし保険適用外の処置なので価格の違いが大きく、病院ごとの料金設定にもよりますが大体はより効果の高い薬剤や機械を使用するものほど高価になります。

専門店でスタッフの指導を受けながら自分でできる「セルフホワイトニング」は約2000~5000円で、医療機関ではないサロンで、スタッフの指示を受けながらセルフケアをする方法です。
表面の汚れを除去するのが主な目的で、着色を取り除く作用のある酸化チタンやポリリン酸といった薬剤を使用します。
痛みが少なく料金も比較的手軽なのがポイントです。

安くてもちゃんと歯は白くなる?

ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングは医師の処置・処方が必要な高い効果を持った薬剤を使用するため、きちんとアドバイスを守って通院・ケアを行えば高い確率で白い歯を手に入れることができます。

では先ほど紹介した中で最も手頃な価格の「セルフホワイトニング」はどうなのでしょうか。
こちらは他のホワイトニング方法が歯に沈着した色素を薬品によって分解する「ブリーチング(漂泊)」なのに対し、歯表面を清掃して歯石や歯垢を取り除く「クリーニング(清掃)」なので、あくまで歯本来の色味を取り戻すのに適しています。
元の歯よりもさらに白くしたい場合は、歯科医院による漂泊の処置が必要です。

そこで近年注目されているのが、オフィス・ホームホワイトニングのデメリットを克服したポリリンホワイトニング。
歯科医師による施術で、漂白剤とその浸透を助ける分割ポリリン酸を同時に使うことで効率よく歯を白くする方法です。
薬剤が持つ強い脱水作用に対しポリリン酸が水分を与えてくれるので、従来強い痛みを感じることの多かったケアが気軽にできるようになり、施術後の食事制限もありません。
また、料金は歯1本あたり500円と本数ごとに設定されている医院もあり、低価格で受けることができるので、ホワイトニングの必要がない歯やできない歯の分のコストカットが可能な点も魅力です。

このように、求める歯の白さ度合いにもよりますが、安いホワイトニングでも歯の状態によっては満足のいく効果を出すことができます。

ホワイトニングの効果を持続させるポイント

どんなにホワイトニングを受けて歯を白くしても、以後の食事や生活習慣によって色素は少しずつ再沈着していきます。
しかし、日頃の心がけによっては長く白さをキープする事ができるので、以下に効果を持続させるポイントを紹介します。

1つはうがい、歯磨きの徹底です。
セルフホワイトニングで除去できるように、歯の黄ばみの一因は歯垢・歯石ですから、入念に歯を磨くことで再び汚れるのを防ぐことができます。
オプションとして取り入れているところもありますが、歯科医院でホワイトニングを受ける前に歯垢・歯石を取り除いておくことで、薬剤が浸透しやすくなり効果が出やすくなります。
また、コーヒーや紅茶、ワインなど強い着色成分、ステインが含まれたものを口にした後はゆすぐことで、汚れの定着を防ぐことができます。

2つめは「タッチアップホワイトニング」。
歯科医院では追加のホワイトニングを行うことで、低価格で施術の効果を長持ちさせることができます。

3つめは歯の定期健診を受けること。付着して間もない汚れであれば、歯科医院で取り除いてもらうことができます。
虫歯や歯周病なども一緒に予防することで、歯だけでなく口内全体の健康を保つことが可能です。

強力な薬剤を使ったオフィスホワイトニングであるほど、施術後歯が脱水状態に陥り汚れを吸着しやすいので、食事制限は厳しくなります。
低価格なホワイトニングはその分副作用も少ないので制限が少なく、効果は維持しやすいでしょう。
どちらにしても、歯の健康を維持することで長く白さを実感することができます。

歯を白く美しい状態にすることで人々に自信を与え、口内全体への健康意識も高めてくれるホワイトニング。
歯科医院で医師や衛生士に施術・処方を受けるもののほかにも、自分で行うことで価格を抑えられるセルフホワイトニングなど、多くの方法を選ぶことができます。
強力な薬剤を使うほどその効果も価格も上がりますが、求める歯の白さや黄ばみの原因によっては安くても満足な結果を得ることができます。
また、どのようなホワイトニング法を選んだとしても、その後の生活意識で効果の持続期間が変わります。
歯の健康に気を付け、白い歯を長く楽しみましょう。