本当は自宅でお手軽！？ホームホワイトニングの効果と方法を大解説！

歯のホワイトニングと聞くと最近やる人が増えてきて、憧れる反面、

｢歯医者に何回も通わなければいけないんじゃないの？｣

｢ホワイトニングの費用って保険が効かなくてすごく高くなるんじゃないの？｣

といったネガティブなイメージを持つ人も多いです。

そんな歯のホワイトニングにも種類があり、実は自宅でいつでも自分の好きなときに気軽にできるホワイトニングもあることを知っていましたか？
今回は、その自宅で行うホームホワイトニングについて紹介していきます！

このような疑問を解決できるので、ぜひ最後までお読みください！

どうして歯が汚れるの？

毎日の習慣としてきれいにしっかりと歯磨きをしていても、いつの間にか歯が汚れていったり、着色してしまったりと歯の汚れに関する悩みを抱える人はたくさんいるようです。
では、どうしてケアしているはずなのに歯が汚れていくのでしょうか？

歯の汚れの原因

歯が汚れて見える原因は、歯の表面に様々な着色成分が付着しているからなんです。
日常で普段摂取しているものが、歯の表面に付着してステインとして歯に残り、そして着色汚れとなってしまうのです。
例えば、

などです。
こういった外からの要因だけでなく、年齢と共に半透明のエナメル質がすり減ってしまい、その中にある象牙質は厚みを増していきます。
エナメル質から象牙質が透けてくるようになると黄ばんで見える要因になってしまいます。
このように歯磨きや歯磨き粉でしっかりとケアしても少しずつ歯の表面の汚れがたまっていってしまうのです。

ホワイトニングはなぜ歯が白くなる？

こういった着色汚れにたいして、ホワイトニングをするとどうして白くなるのでしょうか？
ホワイトニングで使用されるジェルの主な成分の中には過酸化尿素や過酸化水素が含まれています。

この2つの成分によって、着色汚れを無力透明に分解することで歯が白く見えるようになるのです。
この成分は歯の中にある色素にも届いて分解を行ってくれるので、本来持っている歯の白さよりもより白く見せてくれる効果があります。

加齢によって起こる歯の黄ばみにも、過酸化水素がエナメル質表層の構造を変化させることで白く見せてくれるのです。
日常で汚れてしまった着色汚れにも、加齢によって起こる歯の黄ばみにも、さらに本来持つ歯の白さよりもさらに歯を白く見せてくれるので、ホワイトニングを行う人が増えてきているんです。

ホームホワイトニングとは？

歯のホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。
オフィスホワイトニングは、専門の歯科医院で歯を白くする治療のことをいいます。
歯に薬剤を塗り、LEDやレーザーなどを当てて白くしていきます。
1度の施術で十分に効果が実感でき、一番手っ取り早く歯を白くする方法です。
しかし、短期間で歯を白くする分、歯の色の後戻りもあるためしっかりとしたケアが必要となります。

オフィスホワイトニングと比較されるのが、ホームホワイトニングで、こちらは歯科医ではなく、自分で自宅にいるときにできるものです。
最初は、歯科医で専用のマウスピースを作るために型取りを行います。
マウスピースが出来たら、自宅でホワイトニングジェルを流し込み、それを歯に装着して行います。
ジェルが歯の中に染み込んでいる汚れを分解して、取り除くことで歯の色を白くしていってくれます。

1日のうち好きな時間帯で2～8時間マウスピースを装着して、およそ2週間ほど続けます。
オフィスホワイトニングの歯科医院で使用されているジェルよりホームホワイトニングで使用するジェルの方が薬剤が薄いので時間がかかってしまいますが、奥まで浸透するため、効果は長持ちします。

より歯を白くさせるために、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法もあります。

ホームホワイトニングのメリット

ホームホワイトニングのメリットとしてまずはオフィスホワイトニングより手軽にできることです。
一度歯科医院に行って歯を見てもらい、ご自分に合ったマウスピースを作り専用のホワイトニングジェルを処方してもらう必要はありますが、このマウスピースができたら後は自宅で好きなときにホワイトニングができてしまいます。

ジェルを塗って装着するだけなので誰でも簡単にできるのも良いですね。
私生活が忙しくてホワイトニングに何度も通う時間がない人におすすめです。

また、オフィスホワイトニングよりも過酸化尿素などの配合の濃度が低いジェルを使ってホームホワイトニングを行うので、色素の分解が細かくなり、オフィスホワイトニングで行うよりも色の後戻りが起きにくいのも魅力的です。
ゆっくりと時間をかけて歯を白くすることで、歯の本来の表面が荒れてしまうということもなく奥の汚れまで分解してくれます。

ホームホワイトニングのデメリット

デメリットとしては、即効性がなく、時間がかかることです。
ホームホワイトニングを行うと時間がかかります。
薬剤の種類にもよりますが、1回につき、マウスピースの装着時間がおよそ2時間～8時間ほどかかってしまうことです。
それを2週間から長いと1ヶ月かけてじっくり白くしていくものなので、すぐには歯の白さを実感できないです。

そのため、毎日の使用が面倒に感じる人にはおすすめできません。
また、ホームホワイトニングをした後、歯の表面に汚れが付着しやすい時間ができてしまいます。
その時間に白以外の飲食物やタバコなどを摂取してしまうと着色汚れとなってしまうので、その時間帯の数十分から数時間は我慢しなければいけません。

ホームホワイトニングをするときの注意点

ホワイトニングには効果のでにくい人やホワイトニング自体を推奨されない人がいるので気を付けましょう。

妊娠中や授乳中の女性

まず妊娠中や授乳中の女性は推奨されていません。
ホームホワイトニングで使用するジェルに含まれる過酸化尿素と過酸化水素が、ホワイトニングをする時に体に入り炎症を起こしてしまうこともあります。
体に入り込みにくくするためマウスピースを装着していて基本的には安全ですが、妊婦や退治に対するホワイトニングの影響も研究が十分ではないので万が一のため控えるのが良さそうです。

無カタラーゼ症の人

次に、無カタラーゼ症の人はホワイトニングできません。
カタラーゼによって過酸化水素が分解されているので、カタラーゼがない場合は体内に過酸化水素が残ってしまい、体内に長時間、高濃度で残り続けると危険であることが分かっています。

歯の神経に問題がある、または治療をした人

そして、歯の神経が死んでいる人や神経の治療をしたことがある人は白くなりにくいです。
このような人にはホワイトニングではなく、被せものや歯のマニキュアを行うことによって白く見せるという方法があります。
どちらでも一度歯科医師に相談して判断してもらうと良いでしょう。

歯の詰め物をしている人

最後に、歯の詰め物をしている人もおすすめできません。
詰め物をしているところはホワイトニングしても分解することができないので注意しましょう。
また、薬剤で治療することによってその刺激で痛みが出ることもあるので、虫歯や知覚過敏で悩んでいる人はホワイトニングの前に治療を行っておきましょう。
このような注意点をふまえてホワイトニングを安全に行いましょう。

いかがでしたか？
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングはやり方が大きく異なります。
歯科医師にやってもらうか、自宅で自分でホームホワイトニングを行うかという点も違います。
ホームホワイトニングなら自宅で好きな時間空いた時間に行うことができ、オフィスホワイトニングと比べて費用も安く、歯の色の後戻りが少ないといったメリットがあります。

手軽に歯を白くしたい人や歯の着色汚れで悩んでいる人は、歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか？
ホームホワイトニングを行えば、自分の好きなときにホワイトニングを行い、理想の白い歯を手に入れることができ自分に自信を持てそうですね。