ホワイトニング歯磨き粉オススメ3選!白い歯を長持ちさせる秘訣解説

近年、多くの人がホワイトニングを始めているのを知っていますか?
しかし、ホワイトニングにかける時間やお金がないという方も多いですよね。
そんな中、審美歯科に通うことができない方も、市販品のホワイトニング歯磨き粉でケアを始める人が増えてきました。

市販品のホワイトニング歯磨き粉は、審美歯科と比べると効果が薄いですが、毎日の歯磨きついでに行う事が出来ます。
ただホワイトニング歯磨き粉はすべての歯を白くすることはできませんから、自身の歯の状態を見て選ぶことがポイントになります。

そこで、今回は、ホワイトニング歯磨き粉のオススメを3つ紹介していきます。

  • どの歯磨き粉がいいか分からない
  • すぐ黄ばみが戻ってしまわない?

という疑問を解消していくので、ぜひ最後までお読みください。

そもそもホワイトニングの仕組みは?

ホワイトニングの仕組みを知るためには歯が着色してしまう理由を知る必要があります。
歯の着色は大きくわけると2種類あり外部的なステインと内部的なステインです。
ステインとは汚れのことで、この原因となる物質はコーヒーや茶、タバコのヤニなどのほか色の強い食品などを口にすることでも原因になります。

これは表面に留まるケースと内部にまで浸透してしまうケースがあります。
これは衣類のシミと似ており、早い段階で対策をすれば水洗いでも汚れを落とすことができますが、完全に染み込んでしまっている場合には、専用の薬剤を使わなければ落とすことはできません。
このような歯の着色を防ぐためには、これらの食品は摂取しないか、摂取したあとには歯磨きをするなどしてすぐに綺麗にする必要があります。
これらを心がけることで自然な歯の白さを維持することができます。しかし、歯磨きを行うことができない場合やもともと歯の質が悪いといった場合にはステインが染み込みやすく付着しやすくなります。

ステインによってしっかりと着色してしまった場合には、その色素を落とすための成分を使わなければ落とすことは出来ません。
色がしっかりと着色してしまった場合には、一般的な歯磨き粉やマウスウィッシュでは効果的に落とす事はできませんから歯を白くすることができず、そのため専用の薬剤を使ってホワイトニングを行うことになります。

審美歯科などのホワイトニングではステインの色を落とす成分が含まれており、これを塗布することで色を分解して落とすものですが、長年にわたって付着した色は短時間で落とすことはできず、また口の中という特殊な条件であるため一定の時間をかけてゆっくりと色を白くしていくことになります。
ただし審美歯科などでは短時間で行うものとして白い塗料と塗布するホワイトコートという方法もありますが、こちらはあくまでも色を塗っているだけのものなり、本来のホワイトニングとは若干異なります。

ホワイトニングで使われる成分は安全?

ホワイトニングで使われる成分はさまざまなものが使われていますが、審美歯科などで長年に渡って使われており効果的なものとして過酸化水素や過酸化尿素が知られています。
過酸化水素は殺菌や漂白の効果があるもので、傷の消毒に使われるオキシドールは過酸化水素を薄めたものです。
その殺菌や漂白の成分から洗剤としても使われており市販の洗剤にも良く使われています。

ホワイトニングで期待される過酸化水素の働きとしては汚れを分解して無色化するという性質で、歯に塗布することでもその効果が期待できます。
ただし瞬間的に効果を発揮するものではなく時間をかけて行っていかなければなりません。
過酸化水素の安全性に関しては濃度が濃いと粘膜を傷つけるため危険なものですが、ホワイトニングに使われる場合には影響のない程度に薄めたものが使われています。
また過酸化水素を使うメリットとしては歯にダメージを与えないため安全にホワイトニングをすることができます。

一方で過酸化尿素は審美歯科の自宅ホワイトニングで使われるもので自分で行うものです。
効果が出るまでの時間は過酸化水素より遅いものの刺激性が弱いため安全に使うことができます。
このほかにも歯を白くする効果のある薬剤がありますが、使われるものは口の中に入っても問題なく歯を白くできるものですから安心して使用できます。
これらホワイトニングは専用に薬剤を塗布するもので、ホワイトニング歯磨き粉とは異なります。

ホワイトニング歯磨き粉の仕組み・成分は?

ホワイトニング歯磨き粉は、歯磨き粉に歯を白くするための成分を添加してあるものを指します。
ホワイトニング歯磨き粉といっても方法は2種類あり研磨することで強力にステインを落とすものと、審美歯科と同じように成分として歯を白くするものです。

もともと歯磨き粉には研磨成分が含まれていますが、ホワイトニング歯磨き粉の研磨タイプではより強力に汚れを削り落とすものが含まれています。
ただ削り落とす性質のものであるため、使用しすぎると表面のエナメル層へのダメージが大きくなるので回数が制限されている場合もあるので注意が必要です。
使われる成分としては炭酸カルシウムやシリカなどです。

一方で色を白くする成分としては、過酸化尿素やポリリン酸などが配合されています。
過酸化尿素は審美歯科での自宅ホワイトニングでも使われる成分ですから、使用し続ければかなりの効果が期待できます。
またポリリン酸は歯のステインを分解するだけでなく表面をコーティングする効果があり、汚れの付着をしにくくする効果もあります。いずれにしても使われる成分は口の中に入れても問題のない安全性の高いものが使われています。

ホワイトニング歯磨き粉の効果は?

ホワイトニング歯磨き粉は毎日行う歯磨きにプラスして歯を白くすることができるというお手軽さのあるものですが、一方で落とせる着色に関しては限界があります。
研磨タイプでは研磨剤をより細かくすることによりステインを取り除く効果を高めているものを毎日使用するのはおすすめできません。

使うのは週に1回程度やカレーや赤ワイン、コーヒーなど色が付着するものを飲食した場合に使用するのが良く、またこのような使い方をすることで歯の着色を防ぎ歯の色の状態を維持することができます。
また研磨剤によって表面が削られるので再石灰化作用のある成分が含まれているものを選ぶのが無難です。

一方で成分として白くするものでは審美歯科などで行うホワイトニングと比べると大きな効果は期待できません。
理由としては歯磨きという短い時間にしか薬剤が歯に触れないためです。
ホワイトニングでは長時間薬剤に晒すことで白くしますが、歯磨きの時間では十分な色を落とすだけの効果は期待できませんし、研磨しすぎると返って歯のエナメル層へのダメージが大きくなるので注意が必要です。

ホワイトニング歯磨き粉では外部的なステイン、つまり歯の表面に付いている汚れを落とすことを目的としているもので、内部まで染み込んでいる色を落とすことは難しいものです。
このため歯内部の色までは白くすることはできません。
ホワイトニング歯磨き粉を使用して落ちる色は表面についたステインに限られます。
それに審美歯科でのホワイトニングでも、ステインを落とす成分を歯に塗布して、ゆっくりと汚れを分解させていくものです。
あくまでもホワイトニング歯磨き粉は現在の歯の白さを維持するためのものになります。